時価総額を株式投資に活かすための考え方【初心者向け】
投資の情報誌やTV、WEBサイトの記事を読んでいると「時価総額」という言葉が良く出てきます。
今回は「時価総額」の意味と時価総額を株式投資に活かすための考え方を初心者なりにまとめてみました。
時価総額とは
時価総額とは上場企業における株価からみた企業の価値を評価する際の指標となります。
計算式は、
株価×発行済株式数=時価総額
です。
株価が500円で株式数が1億株だと時価総額500億円となります。
現在、日本で一番、時価総額が高いのはトヨタ自動車で23兆円以上になります。
(23,379,377百万円※2018年5月2日現在)
世界でみるとFacebookはトヨタの2倍以上あるらしいです・・・。
時価総額を投資にどう活かす?
時価総額について実際に投資をする際にどのうように考えていけば良いかまとめていきます。
時価総額の大きい企業
■メリット
時価総額が大きいということは倒産のリスクが低く、業績が安定していて信頼性が高いといえます。
信頼性が高い企業には投資したい人も多く集まるので流動性も高くなります。
■デメリット
既に大きくなっているので多少のことでは劇的に時価総額が上がることがありません。
よって株価の動きが安定している反面、大きく上がりづらいということが言えます。
時価総額が小さい企業
■メリット
小さくても今後の成長が見込めて魅力的な企業なら株価上昇等で今後大きく伸びることが期待できます。
時価総額500億円以下の企業なら株価も2倍、3倍とはねやすいです。
株価も初心者でも買いやすい値ごろな価格であることも少なくありません。
■デメリット
小さい故に財務状況としっかりチェックしておかないと倒産のリスクも・・・。
また株価は上がりやすい反面、下がりやすくもあります。
まとめ
どっちも一長一短ではあります。
私の読んだ株式投資初心者向けの書籍では「時価総額が小さい」企業を推奨しているものが多いですね。
値ごろな価格で買える銘柄も多いし、企業分析のしがいもあるし個人投資家には時価総額が大きすぎる企業よりも時価総額が小さい企業の方が相性が良いのかも知れません。
参考にした書籍
おわりに
時価総額が大きければ当然、その分マーケットにおける企業価値は高いとなりますが、必ずしも投資対象として魅力的とは限らないということですね。
勿論、時価総額の大きい企業を対象とした投資の方が正攻法かもしれませんが(^^;)
本当に様々な考え方があります。
色々勉強したうえで自分の投資方法を確立させていこうと思います。