配当利回りに注目してみる【株式投資初心者向け】
株式投資の魅力の一つとして「配当利回り」があります。
投資に絶対はありませんが安全な資産運用を心掛けている投資家はこの「配当利回り」に注目し、長期的な視野で投資を行っていることが多いようです。
今回は初心者なりに「配当利回り」についてまとめてみました。
配当利回りとは
配当について
配当とは会社が利益を株主に還元することです。
1年間、1株あたりの金額で表し、その金額は会社によって違います。
「1株あたり10円」だったり「1株あたり15円」だったり・・・。
勿論、0円の場合もあります(^^;)
「1株あたり10円」の場合は100株持っていると
10円×100株=1000円
で1000円となり1年間で1000円の配当金をもらえます。
配当利回りについて
配当利回りとは株価に対して、年間でどの程度の配当があるかを知る指標となります。
計算式は、
配当÷株価×100=配当利回り(%)
となります。
「1株あたり10円」の配当で株価が500円に場合は2%となります。
当然ながら配当利回りが高いほど株主に対しての還元率が高くなります。
配当利回りの高い銘柄を高配当株といい、株を買う際の大きな利点として考えます。
高配当株を買うメリット
中長期ほど高配当が活きる
もし仮に配当利回りが3%の株を10万円分持っていたら、1年間で3000円が配当金としてもらえます。
10年間、保有すると配当金が変わらないことを前提に3万円手に入ることになります。
元金の30%だから大きいですよね。
デイトレードやスイングトレードのように1年を待たずして売買するような投資方法だとあまり配当利回りは関係ないかも知れませんが中長期で考えるとより高配当の銘柄を狙うという手法は有効です。
高配当株は値崩れしにくい
前述しましたが配当利回りは「配当÷株価」で算出します。
ですので株価が下がると配当利回りが上がります。
(例)株価1000円で配当20円の場合
⇒20÷1000×100=2%
(例)株価が500円まで下がって配当は同じく20円の場合
⇒20÷500×100=4%
より高配当株になったことが好材料になり、再び買われ始めることもあるので高配当は株価下落のストッパーの役割を果たすこともあります。
この辺りが高配当株が中長期投資家に好まれる要因の一つです。
ただし注意が必要なのが「株価の下落」の原因についてです。
株価の下落の原因が企業の業績ではなく世界の情勢、政治スキャンダル等なら、あまり心配はなく、むしろ買い増しのタイミングでもあります。
企業の業績が原因の場合は、配当が無くなる可能性や最悪は倒産のリスクも考えられるので「売る」ことを考える必要があります。
株主優待も利回りの一つ
株式投資では配当以外にも「株主優待」というものがあります。
自社の商品やサービス券、あるいはクオカード等の金券を株主に贈る制度です。
勿論、すべての企業がこの「株主優待」を設定している訳ではありませんが(^^;)
この「株主優待」も株価下落のストッパーになったり、より魅力的な優待を設定している会社は業績に関係なく株価が上昇したりもします。
優待の商品およびサービスを金額換算し「優待利回り」を算出することもできます。
前述した「配当利回り」と「優待利回り」を総合的に見て投資の判断材料にすることもあります。
やはり中長期投資家にその傾向が多いようです。
まとめ
- 長く保有するほど利回りの意味が大きくなる
- 高配当および株主優待は株価の下支えの効果がある
上記の理由から配当利回り・株主優待は中長期投資をする際に大いに注目する指標であることがわかりました(^^)
ただし
- 業績が原因で株価が下落
- 株主優待、配当が廃止される
この2点には要注意です(^^;)
参考にした書籍
おわりに
まだ投資方法については試行錯誤中ですがサラリーマンなのでディトレードのような慌ただしいトレードは難しいなぁ~と感じてます。
となると中長期投資かなと今のところ考えてますが・・・。
そうなるとそれなりの期間、資金を相場に委ねることに訳ですからしっかり勉強してリスクの少ない投資を心掛けたいと思います。